2006.9.11
『また、会えたね』
ちょっとポストカード風に。
この秋〜冬に変わるころの草原や空の色というのは難しいです。



今日はまた暖炉の薪とりにアリシアさん達とお出かけ
そう、今年もまた暖炉の恋しい季節がやってこようとしています。
『アリシアさん、ちょっと休憩しませんか?』
『あら、さっき頂いたやつね』
『はひっ、郵便屋のおじさん特製の玄米茶ですっ。あったまりますよー』
『まあ、嬉しいわねぇ』
『アリア社長ー!休憩ですよー』
『んにゅ〜い♪』

ぷふぅ〜

・・・そらが、たかぁーい・・・ですねぇ
ええ、もうすっかり涼しくなったし、寒いときもあるわ
時々すこし、切ない気分になっちゃいます。空が少し離れてしまって寂しいからでしょうか?
そうね…でも、お別れしちゃうわけじゃあないものね。いつだって大切なものは傍にあるわ
はい、なかなか気付きにくいけど、確かに・・・ここにあります。

にゅっにゅっ

『なんですか?アリア社長・・・あ!』
『どうしたの?灯里ちゃん』
『アリシアさん…あの子です!去年の雪虫さんです!!』
『まあ! あのリボンも大切にしてたのね…それにしてもよく灯里ちゃんを見つけたわね、この子』
『ぷいにゅ〜い』
『社長…?あ、そうか、あの玄米茶だ!』
『あらあら?』
『去年、おじさんと雪虫さんと一緒に飲んだのがあの玄米茶なんです。きっとその香りで!』
『まあ!灯里ちゃんたちとの思い出のお茶なのね♪』

ふわり…ぽむっ

『あらあら、さっそく灯里ちゃんに甘えてるわね』
『えへへっ、また、今年も一緒にお散歩しようね!』
『ぷい、にゅー!』





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