2002.6.2
不思議な夢のゲスト
何気なくらくがきしたもの、親指姫のような感じで好きで
今までずっと取って置いたものに今回話を追加。
少し前に不思議な夢を見たんだ、私が夢の中の私を見てる夢。 私が育ててる植木鉢の花にもうひとりの小人の私が寝ている。 葉っぱの布団に包まってスヤスヤ気持ちよさそうに。 これじゃまるで親指姫だね、と思っていると、その子が目覚めた。 するとなにか妙なことに気付いたんだ。 寝ていた私は、たしかに私に似てるけれど、ちょっと違う。 つまり良く似た他人だったの。でもどこかで会ったような・・・? 首をかしげる私に向かって、その子は にこっ と笑った。 そして元気よく『うぃっす!』ってアイサツしてきたんだ! 私もつられて『う、うぃっす?』ってアイサツしちゃった。 『おばあ…えっと、どれみちゃん! あたしは、ふぁみ! いつか会いに行くからね!』 え、なんで私の名前を? じゃあやっぱり私と貴女はどこかで会ってるの…? 『えへへ、それはナイショっす! ほら、あいちゃんが呼んでるよ』 “おーい、どれみちゃーん。はよ起きーやー” あ、本当だ・・・ 『ふぁみちゃん、だっけ。また会おうね、そしたら今度はゆっくりお話しよう!』 私はふぁみちゃんにそう言って手を振った。 ふぁみちゃんは『うん!』と言って手を振りかえして・・・そこで私は目が覚めた。 そう、ふぁみちゃんと私はあの雛祭りよりも前、この時から出会っていたんだ。 |