2002.11.3 『聖夜、妖精たちの訪れ』 はぁっ と小さく息を吐く ・・・とっても白いなぁ・・・ 久々に戻ったこの町は 旅に出た春の頃とは打って変わって 今ではすっかり冬が訪れていた。 今夜は町の灯りと白い雪が幻想的に世界を彩って 街頭に照らされ舞い踊る雪たちは 優しく暖かく光を放つ 寒いはずなのになぜか心があったかい そんな不思議な気持ちにさせる雪たちが空で踊っている どこか儚く懐かしい冬の妖精たちが踊っている 詩・ももこ