2002.2.23
『大きなホウキ 〜いつか空へ〜』


突然どれみには到底出てこないような場面が描きたくなりました。
そこでふと、こんなメカっぽい場面を描いてみる事に
この頃はまだどれみイラストは描き始めたばかりで“この子はこういう感じで”というのがつかめてなくて
この絵でみんなの位置づけが決まった感じです。


(ストーリー)
あいこ『よっしゃ! こっちは出来たで!!』
ぽっぷ『こっちの点検も終わったよー』
はづき『よしよし、設計図どおりね、順調順調♪』

ここは街でも名物の仲良し女の子7人組が住む森の中のお屋敷
そしてその隣にあるのは、発明家あいちゃんの作業場
いつも変わった発明でみんなを楽しませるあいちゃん、今回はなんと飛行機!
自動人形のはづきちゃんは機械の細部に詳しいので設計を担当してもらい、
助手のぽっぷちゃんと日夜張り切っています。

はづき『…で、こうしてレバーを同時に倒せばいいの、わかる?』
ももこ『オッケー! もう操縦のほうはバッチリだよ! …ん?』
ハナ『わー!すごーい!! おおきいねー、これも空を飛ぶんだね、大きいホウキだねー!!』

と、はづきちゃんから操縦を教わってたももちゃんが上を見ると
魔女の赤ちゃん:ハナちゃんが楽しそうにはしゃいでいます。
魔女であり幼い彼女にとって、空を飛ぶものは何でもホウキと呼ぶものだと勘違いしている様子

どれみ『ハナちゃ〜ん、それは飛行機っていうの、ホウキとは違うんだよ』
おんぷ『ふふふっ、お茶が用意できたわよ。ハナちゃんも危ないから降りてらっしゃい』

そんな無邪気なハナちゃんをやさしく諭すのは、ハナちゃんの面倒を見ている人間のどれみちゃん、
そしておんぷちゃん
どれみちゃんは魔女の子の母親に選ばれた人間なのです。
やさしい人が育てた花から魔女の子はまれに生まれるのですが、その詳しいことはまだ謎
なかでもハナちゃんはすごい魔力で、まだ3歳なのに外見は10歳になれるという特技を持っています。
はてさて、それはさておきもう午後のお茶の時間
みんなもしばし手を休めて、ゆっくりとティータイムです。
そんな様子を、やがて大空を舞う飛行機がのんびりと見守っていました・・・








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