2002.12.4
『ちょっぴり、でーと?』
この二人の仲はアニメの設定通りのいい感じ。
おんもも全開の私の作品では珍しい男女のカップル(笑)
冬の夜景を描くのは好きなので、一つ前の絵『聖夜』共に気合入っております。
文字色なんかもクリスマスカラーにしてこだわってみました。


どれみちゃん達が住む町もいよいよ冬本番です。
町もすっかりクリスマス気分でイルミネーションを飾る家も出てきました。
みんなも毎年恒例のクリスマスパーティに向けて準備を始めています。
そんなある日、はづきちゃんはパーティのための買出しへ行く途中で見慣れた姿を見かけました。

『あ、矢田君! ひさしぶりね』
『あぁ・・・、お前か。久しぶり』

彼は近所に住むメカニック見習い、矢田君
ジャンクショップで働いていて、発明好きのあいちゃんはそこの常連。
という事は、当然矢田君とあいちゃんはメカ関連の趣味友達。
そんなあいちゃんは、自動人形のはづきちゃんのメンテナンスを矢田君に頼むこともあり、
それがきっかけで二人は知り合い、幾度と無く交流するうちすっかり両想いに♪

『なんだ、藤原もなんか買出しか?』
『うん、パーティに必要なものをね。よかったら一緒に行かない?』
『ああ、俺はただの散歩だったし、付き合ってやるよ』
『本当? 嬉しいな、久々に二人でゆっくり・・・』
『んー、そういやそうか・・・、まぁ俺は買うものはとくに無いし、その分、荷物が重けりゃ持ってやれるよ』
『ん、ありがとう』

こうしてはづきちゃんは矢田君との久々のデートを楽しみましたとさ
ついでに矢田君を今度のパーティに誘うことも出来て、すっかりご機嫌のはづきちゃん。
そして帰り道のこと

『それにしても予報どおりだったわねー』
『あー、初雪だなー』
『イルミネーションと重なってとても綺麗!』

はづきちゃんは周りを見回してうっとりといいます。
そんな彼女の様子を見て彼はふと言いました。

『・・・ホントに心から嬉しそうに笑うよな。お前って』



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