(ストーリー)
あまりに暑い夏の日、無性にスイカが食べたくなった私(ももこ)達は、ハナちゃんの魔法でスイカを出してもらうことに、
すると、魔法が発動したとたん見知らぬ森の中へ私達の住む家ごとワープしてしまいました。
とりあえず外に出てみると、なんとそこでネオ・ヴェネツィアで観光案内業をしているはずのARIA・カンパニーご一行と遭遇!!
私とおんぷちゃんは旅行で行ったことがあるから、灯里ちゃんたちとは友達なんだ。
どうやらここはアクアみたい。久々の再会を喜んで挨拶も済んだ頃、アリスちゃんが言いました。
アリス『えっと、みなさんも避暑に来られたんですか?』
ももこ『ヒショ?』
灯里『ええ、この近くはアリア社長お気に入りの避暑地で、みんな誘ってお出かけしてたんです。
別荘にはグランマにアテナさん、晃さんもいますよ』
藍華『んでっ! 今私達はグランマ知り合いの農家の方の畑に行って、スイカをもらってくる途中だったのよ』
どれみ達『ええっ! スイカぁ!?』
アリア『にゅっ、にゅっ』
アリシア『みんなでスイカの収穫に行きましょうか、社長もぜひどうぞって言ってるわ』
全員『さんせ〜い!』
灯里『はひっ、それではアリア社長専用スイカ運搬車出発です!』
アリア『ぷいにゅー!!』
ももこ『あれ・・・運搬車だったんだ』
どれみ『ハナちゃんの魔法、成功だったみたいね。…かなり遠回りだけど、賑やかにもなったし』
ハナ『えっへん! ハナちゃんえらい!』
スイカを山のように積んで戻る私達はそのままARIAカンパニーの別荘におジャ魔することになり、
途中ちょっとした展望台に着きました。
おんぷ『うっわ〜、ここは見晴らしが良いわねー』
アリシア『じゃあ、ここで休憩しましょうか』
灯里『ももちゃん達の家も見えるね』
ももこ『ハ〜イ! みんなー、スイカ切れたよー!!』
シャリシャリ…もぐもぐ
おんぷ『んん〜っ、幸せ♪』
まぁ社長“がぶっ、ムシャシャシャシャシャ! がぶりんちょ!” 『まあ!』
アリス『まぁ君…でっかい食いすぎです…』
あいこ『そっか、ここはアクアの…。ほな、この町にも?』
アリシア『ええ、毎日この時間には通るはずよ、そろそろじゃないかしら』
どれみ『どうしたの?あいちゃん』
あいこ『前にあたしらが造るの手伝った飛空船が、この空を通るらしいねん』
どれみ『え、あれが!?』
あいこ『そや、あっ来たで!! おおーい!!』
全員『うわぁ〜、きれい〜!!』
黄色い船体の飛空船『花妖精の風船号』は、飛行機雲の代わりに花びらの幻影を残しながら夏の青空をゆっくりと飛んでいく
ハナちゃんの魔法で思いもよらない展開になったけど、大せいで賑やかな夏のひと時になったのでした。
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