■『モモとカービィ』 第5話



■ぞくぞく出来る、お友達!

すっかり仲良くなったモモとカービィは、一緒の生活を楽しんでいた。
グルメレースではデデデをも圧倒し、優勝を飾る。
そんなある日・・・

普段の森は、新鮮な果実やキノコの採取にもってこいだが、
嵐が去った後の森もまた、普段では取れない高さのものが落ちていたり、
頑丈な木の実や様々な材につかえるものがあったりする。
自然豊かなここでは、そうした自然の恵みも大事にされていた。
当然、モモとカービィも森へ来ていた。

と、そこへ目の前に現れたのはハムスターだった。
どうやら旅の途中で昨晩嵐になることを知らなかったらしい、
体中は大怪我をしていた。
そこでモモとカービィは傷薬やマキシムトマトをわけて介抱したのだった。
このハムスター、名をリックといい、たちまちみんな仲良しになった。

また、あるときは森の主であるフクロウのクーが助けを求めてきたこともあった。
なんと小鳥がまだいる巣が危険な状態にあるらしい
空と地面、両方から助けがいるということで、モモとカービィは出発する。
かくして小鳥は無事保護され、クーとも信頼で結ばれるのだった。

そしてモモがプププランドに来て初めての冬
その日は一段と冷え込み、湖の水さえ凍っていた・・・のだが、
なんとそのなかで氷付けのマンボウを発見
ただちにみんな火系のコピー能力で救助活動に。

本来のミンキーモモは大人姿+何かの職業のプロになれるのだが、
カービィのヘルパーとして実体化した、もともと精神のみの存在のモモには
そんな魔法はない、代わりにカービィからコピー能力をもらうことにより、
例えば、今回はファイヤーの能力なら火炎放射器を装備した姿になれるのだった。

カービィとの絆も深まった証拠なのか、モモのコピー能力も強力になってきた。
こうして、ちょっとおとぼけた3人目の友達、カインが加わったのだった。
(星のカービィ2より)

モモの生活は順調だった。

つづく。







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