■『モモとカービィ』第6話



■再び迫る闇
変わらずプププランドは平和が続いていた。
多少の事件はあったが、カービィとモモのコンビにより大事になることもなく解決、
2人の活躍はおなじみの姿となっていた。

今日はデデデが考案・特設した巨大遊具で、 ピンボールでみんな遊んでいた。
跳ね回るのが大好きなカービィは、コピー能力:ボールでピンボール内を楽しく跳ね回っている
随所に仕掛けられた愉快な仕掛けがさらにカービィを楽しませてくれる。
それは操作する側のモモも同じようで、デデデの遊び心あふれる仕掛けとスコア稼ぎに
夢中になって遊んでいた。

『うんうん、喜んでくれたようで何よりだわい』
デデデも満足そうだった。

そんな時、突如謎の落雷がデデデを直撃

『ほげぇえええええ!?』

その瞬間ぶわっと闇の力があふれ出したことに気付くモモとカービィ
ピンボールに夢中で落雷にひそむ闇に気付けなかったなんて、迂闊だったわ! と
瞬時にモモはコピー能力:ソードで剣士にチェンジ
カービィはコピー能力:ファイターで臨戦態勢に入る。

『・・・。』
突如闇の力に取り付かれたデデデはもう意識はないようで、
闇の力のいい器として扱われていた。
デデデを心配する家来たちは念のため離れさせる。
とにかく、被害が大きくなる前に何とかしないと、
モモとカービィは、闇をデデデから追い出そうと立ち向かう。

しかしその闇の力は大きかった。
夢の力あふれるこの地では充分に闇は力を発揮できないはずで、
デデデという身体に入らなければおそらくあの闇もまともに動けないはずだ。
それでもモモとカービィにとって圧倒的なパワーで2人は手も足もでない。
なんとかするどころじゃない、2人はついには倒れてしまう。

ダークデデデの邪眼から放たれた悪の波動は、デデデの家来たちを悪に染めていく
『・・・今はまだ時期ではない、まず狙うは…虹。・・・いくぞ』
闇の声がそれだけ言うと、デデデの家来たちもともに空へと消えていった…

悔しさの中で自分を呼ぶ声がする…
ハッと意識を取り戻すモモの前には・・・
『起きろ、ミンキーモモ。お前に話がある。』

かつて敵だったメタナイトが目の前にいた。

(つづく)






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