8話ではすぐにダークマター戦には入らず、少しさかのぼります。回想シーンですね。
■『モモとカービィ』 第8話
■夢の泉〜ハルバード事件の真相
メタナイトは静かに語る。
自分もモモと同じく記憶を失っていたこと、そのせいで、
生まれつき使える闇の力に飲まれかけていた事。
そして、モモの夢の力を受けたショックで完全に自我を取り戻せたこと…。
だからこそメタナイトはモモに忠告する。
ダークマターは倒さねばならないが、モモ自身が憎しみにとらわれてはいけないと
元を正せば、夢も悪夢も もとは同じ流れにあるもの、モモだってかつての自分のように成り得るかもしれないのです。
ですがそんなメタナイトに、モモは不安を漏らします。
夢も悪夢ももとは同じものだったなら、なぜ戦わなくちゃいけないのか?
光と闇は常に相容れず争いあうしかないのか?
メタナイトはただ一言、この戦いの中で自ずから答えを出すだろう…と、告げます。
そして、次の戦いに備えてかただ疲れただけか、のんびり爆睡し続けるカービィを少しは見習うといい。
そんなアドバイスをします。 それをきいて、モモは少し心に余裕が出来るのを感じたのでした。
カービィののん気な寝顔を見て…
メタナイトは旅を続けねばならないと言います。
どうしても見つけなくてはならない、かつて自分が持っていた『宝剣』を探すために。
今後のためにも一刻も早く…。
その代わり、自分の部下たちを協力させようと言い、今回の敵の真意を話したのでした。
カービィが目覚めた頃、メタナイトはもういませんでした。
みつめるのは優しげなモモの笑顔。
『よし!しっかり元気を蓄えて、みんなで今度こそ敵を倒しちゃおう!!』
そう意気込むモモにカービィは 「まかせて!」 と微笑むのでした。
つづく