2005.2.10
『旅行者の交差する駅』
あいちゃんは趣味の発明のため材料調達や研究をかねて旅に出ることも
そのため各地に知り合いがいて、その顔の広さでももちゃん達の旅の手助けをすることもあるのです。
この駅は実際にイギリス北ウェールズ地方にある駅をモデルにしています
でも人工物は難しい! 線路の砂利や汽車の色は良く出来たと思いますね。
(ストーリー) 地図を片手に私はペンで印を付ける 『よし、ここまで行ったらゼロワの街に行く船が出てるはずっ』 『ももちゃん、はい、おすそわけだよ。あーんして』 そう言って、ぽっぷちゃんが持ってきていたポッキーを私に向けて差し出す。 『にひひっ、ぽっぷちゃん、有難う。』 ぱくん 『んむんむ・・・ほひて、こほほでひっぱくひぃて・・・むぐ』 『んも〜、ももちゃんてば、食べながらじゃ何言ってるかわかんないよ〜。ふふふっ』 駅で飼われている猫ちゃんをなでながら、おんぷちゃんが笑っている。 今日は私とおんぷちゃんが再び長い旅に出発する日。 でも、今日はそれだけじゃないんだ。 ガタン ゴトン ・・・ ガタタン・・・タタタ・・・ン 『あ、来たよ〜!』 そう言ってハナちゃんがホームの遠くから駆けて来る でも、そんなハナちゃんにすぐに汽車は追いついてきた そしてその汽車から身を乗り出して手を振るのは 『お〜い! みんなー、今帰ったで〜♪』 あいちゃんだ。 そう、今日は私達の旅立ちの日であると同時に、あいちゃんが旅から戻ってくる日でもあるんだ。 幸い、私達はそんなに急ぎじゃないから、あいちゃんのお迎えも一緒にすることにしたってわけ。 『おっかえり〜!』 みんなで一斉にあいちゃんの下へ駆け寄る 『ねぇねぇ、あいこ、一人でさみしくなかった?』 『なんか美味しいステーキ屋さんとかぁ、見つけたりしてない?』 『あ〜、これでやっと、発明の製作が再開できるよぉ〜』 『誰かいい感じの人でも見つかった?』 『昨日の夕飯時にね〜』 『あーそれよりもお土産お土産〜♪』 『あっはっはっは、みんな元気やなぁ。それじゃあ旅の土産話でもするとしよか!』 というわけで、みんなで駅の中にあるカフェでお茶にすることにした。 それじゃあ時間が来るまで、もう一人の旅人の話の耳を傾けるとしますか! |